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トリキュラーとプラノバールの成分の構造上の違い

多様なカプセルと葉

トリキュラーはピルの一種で避妊の目的で広く使用されています。
トリキュラーは三相性ピルで卵胞ホルモンと黄体ホルモンの配合量の異なる3つの錠剤がセットになっており、それを決められた通りに飲み続けることによって生理周期のホルモン量の変化と類似した変動を作り出します。
またこの薬は超低用量ピルとも呼ばれ、卵胞・黄体ホルモンの量が少ない状態で生理周期を作り出すことができます。
これによって月経異常の症状軽減や長期間の継続服用に伴う血栓塞栓症の副作用リスクを低くします。
一方、プラノバールも避妊目的で広く使用されているピルです。
プラノバールは中用量ピルに分類され、トリキュラーよりも卵胞ホルモンと黄体ホルモンの配合量は多くなっています。
プラノバールはアフターピルとして盛んに使用されています。
その他、月経異常や子宮内膜症の治療にも用いられます。
トリキュラーとプラノバールは配合量以外にも違いがあります。
成分が異なるのです。
卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールは同じものが入っています。
しかし黄体ホルモンが違います。
トリキュラーはレボノルゲストレルというものが入っていますが、プラノバールはノルゲストレルというものが入っています。
実はこの2つの構造はほぼ同じものです。
ただノルゲストレルはd-ノルゲストレルとl-ノルゲストレルの2つの光学異性体の混合物のことをいいます。
レボノルゲストレルの場合はl体のみが入っていて、d体は排除されています。
なぜこのようなことをしているのかというと、2つの光学異性体のうち、生理活性を持つものはl体だけであるためです。
d体は含有していても生理活性は示さないため、トリキュラーではこれを排除しているのです。